室内遊びは、心と体を成長させる効果が期待できます。さまざまな遊びを取り入れ、子どもたちに楽しんでもらいながら心身の発達を促しましょう。
本記事では、1歳児の室内遊びに最適なおもちゃや、手作りできるオリジナルのおもちゃを紹介します。1歳児に合った室内遊びがわからない方や、室内遊びのマンネリ化が気になる方はぜひ参考にしてください。
1歳児の発達段階や特徴
1歳児の保育を行うためには、発達段階やよくみられる特徴について理解しておく必要があります。1歳児の成長速度は個人差が大きいため、一人ひとりの成長に合った保育計画を立てましょう。
ここでは、1歳児の体の成長とよくみられる特徴を紹介します。
1歳児の体の成長
1歳頃の幼児は足腰の力が発達し、つかまり立ちや伝い歩き、一人歩きをするようになります。指先が発達して手首の動きもスムーズになるため、器用に物をつまんだり、めくったりできるようになるのも特徴です。
言語面では、赤ちゃんが発する「アーウー」などの「喃語(なんご)」が活発になり、次第に意味のある言葉を話し始めます。1歳半くらいになると、大人が話している内容を理解するようになりますが、自分の気持ちを言葉で表現するのはまだ難しいでしょう。
1歳児にみられる特徴
欲求が湧いてくるのに対し、言葉で表現するのが難しいため、全身を使って感情を表現する時期です。周囲への興味・関心を持ち始めるのもこの時期で、お友だちとのトラブルにも発展しやすくなります。
また、共感や照れなどの感情が生まれ、自我が芽生え始めるため、少しずつ自己主張も強くなってきます。
1歳児の室内遊びがもたらす効果
1歳児が行う室内遊びは、以下のような効果が期待できます。
- 遊びを通してルールやコミュニケーションを学ぶ
- 体や手先を動かす楽しさを学ぶ
- 言葉を吸収して身につける
お友だちや保育士と遊びながら、さまざまな単語や表現を身につけ、遊びのルールやコミュニケーションの仕方を学びます。また、体を動かす遊びを取り入れれば、体や指先を動かす練習もでき、自分の体を上手にコントロールする楽しさを感じられるでしょう。
1歳児にとって室内遊びは、言語能力やコミュニケーション能力を養うだけでなく、心の発育にもよい刺激になります。
1歳児向けの室内遊び用おもちゃ5選
室内遊び用のおもちゃにはさまざまな種類があります。どのようなおもちゃを取り入れたらよいのか迷ってしまう保育士もいるでしょう。
ここからは、1歳児向けの室内遊び用おもちゃに最適なアイテムを5つ紹介します。
手先を器用にする「型はめパズル」
型はめパズルは大きさや形が異なる穴に、同じ大きさや形のピースをはめ込むおもちゃです。頭と指先を使うため、考える楽しさを学びつつ、器用さを身につけられます。
ボックスにピースを入れていく立体タイプや、プレートにピースを乗せていく平面タイプなどがあり、収納場所や子どもたちの好みに合わせて取り入れやすいおもちゃの一つです。
人とのコミュニケーションを学ぶ「おままごと」
おままごとは、保育士やお友だちとコミュニケーションを取りながら遊べます。人数を気にせずみんなで遊べるのが特徴で、人形遊びやごっこ遊びが好きな子どもたちに向いています。さまざまな種類のおままごとセットがあれば、子どもたち同士での取り合いにもなりにくいです。
また、キッチンやカウンター、おうちなどがあると遊びの幅も広がります。
体と頭を使う「やわらかブロック」
やわらかく大きなブロックは、怪我や誤飲の心配が少なく、体を動かしながら遊べます。積み上げたり、並べたりしても十分楽しめますが、おうちづくりをしてごっこ遊びに活用するのもおすすめです。
ブロックの数が多ければ取り合いになりにくく、みんなで1つの作品を作ることもできます。
歩く楽しさを学ぶ「手押し車」
手押し車は、伝い歩きや一人歩きをする子にぴったりのおもちゃで、歩く楽しさを安全に学べます。
ただし、手押し車はどのタイプもかさばりがちです。保育室にたくさんの手押し車を置くのは難しいため、順番に遊ぶ必要があり、ルールを守って遊ぶことを学ぶ機会が作れます。
体を動かすおもちゃ「ボール」
狭い室内でボールを使った遊びをするのは1歳児にとって危険と判断する場合もあるかもしれません。しかし、やわらかいボールを転がしたり、ぽんぽんと跳ねさせたり遊び方を工夫するだけで気軽に楽しめます。
また、ボールプール用のボールなら大人数でも同時に遊べて、子どもたち同士で取り合いになりません。子どもたちの様子を見ながら徐々に遊び方のバリエーションを増やしていくとよいでしょう。
簡単に手作りできる!1歳児向けのおもちゃ3選
廃材を活用できる手作りおもちゃは、壊れても作り直して何度でも遊べます。材料があれば人数分のおもちゃを作成できるので、取り合いになりにくいのも保育士にとって嬉しいポイントです。成長に応じて、シール貼りや色塗りなどの仕上げを子どもたちに行ってもらうのもよいでしょう。
ここからは、簡単に手作りできる1歳児向けのおもちゃを3つ紹介します。
ペットボトルやヤクルト容器を使った「マラカス」
大小さまざまな容器のなかに、色とりどりのビーズを入れて、しっかりとテープで封をしたらマラカスになります。おもちゃとしてだけでなく、音楽に合わせて楽器演奏も可能です。
見て楽しい、振って楽しいおもちゃのため、成長段階に関係なく子どもたちに喜ばれるでしょう。
無限に引っ張り出せる「ティッシュボックス」
ティッシュの空き箱に、ガーゼやハンカチ、布の切れ端などを入れると、無限に引っ張り出せるティッシュボックスになります。不要になった布を活用できるため、汚れても洗えるのがメリットです。
布がつながるように角同士を縫い合わせておくと、片付けが楽になりますよ。
いろんなものを落として楽しむ「ぽっとん落とし」
大きめの箱やタッパーに穴や切り込みを入れ、その切り込みにカードやペットボトルキャップ、お手玉などを落として遊びます。物が落ちた時の音を楽しむために、さまざまな素材の小物を用意しましょう。
また、半透明または透明の入れ物を使えば、落ちる様子が観察できて面白さが増します。
まとめ
1歳児は遊びを通してたくさんの学びを得る時期です。安全なおもちゃを使って室内遊びをしてもらい、心と体の発達を促しましょう。
また、おもちゃ選びの際は、知育や運動になるものを選ぶだけでなく、子どもたちが興味のあるものを選ぶことも大切です。一人ひとりの子どもたちと向き合い、好きなものの傾向を探ってみましょう。
Q&A
Q1:1歳児が好きな室内遊びにはどのようなものがありますか?
A1:積み木やおままごと、音の出るおもちゃ、絵本の読み聞かせなどを好む子が多いです。大人の話す言葉を理解できるようになるため、まねっこ遊びやかくれんぼなども人気があります。
Q2:1歳児の室内遊びで注意するポイントを教えてください
A2:1歳児は成長度合いが異なる子が混在しています。そのため、室内遊びをするときは、子どもたち同士でぶつからないよう注意が必要です。また、おもちゃの取り合いや間違った使い方によって怪我をしないよう、目の届く範囲で遊ばせましょう。



