大型連休が終わると、保育室にいつものにぎやかさが戻る……はずが、「行きたくない」「ママがいい」「保育園イヤ…!」という声が多くなるのがこの時期。連休明けは子どもたちの心も体も不安定になることが多いもの。大人でも、休み明けはなんとなく気持ちの切り替えがうまくいかないときがありますよね。今回は、そんな“GW明けあるある”な子どもたちの姿と、それに対する保育士の声かけの工夫を紹介します。ほんの少しの言葉がけで、子どもが安心して一歩を踏み出せるかもしれません。
子どもたちの「不安定サイン」、見逃していませんか?
大型連休後の保育現場では、こんな姿がよく見られませんか?
特に0〜2歳の子どもたちは、言葉では言い表せない“もやもや”が行動に出やすい時期。でも本当は、3〜5歳の子どもたちにも、「おうちが楽しかったな」「また忙しい毎日か〜」という気持ちはあるんですよね。
現場で使える!声かけのコツと実例
大切なのは、子どもたちの“今の気持ちを受け止めてあげる”こと。頑張らせようとする前に、まずは子どものペースに寄り添ってみましょう。ここでは、「子どもの気持ちを受け止め、安心させる声かけ」の一例をご紹介します。
登園しぶりで泣いている子には…
おうち楽しかったよね。いっぱい遊んだのかな?
ママと離れるの寂しいね。先生と一緒にいようね。
→「早く泣き止ませよう」ではなく、「気持ちをわかってるよ」と伝えるだけでも違います。園に来てくれて嬉しいというメッセージをしっかり伝えます。
なかなか遊べない子には…
まだちょっとドキドキしてる?先生も実はそうなの。
○○くんの好きなレゴ、今日新しいの出してみたよ。
→ 無理に遊びや友だちの輪に入れようとしなくても、先生が“味方”であることを感じさせることが大切。
すぐ怒ったり、友だちに手が出る子には…
お休み、楽しかったけどちょっと疲れちゃったのかもね。
いやだったって、ちゃんと教えてくれてありがとう。
→ 注意するよりも、感情を言葉にする手助けをすると、子どもの気持ちが落ち着きやすくなります。
なんだか元気がない子には…
がんばって来てくれて〇〇先生うれしい。
○○くんがいると、まわりのお友だちも嬉しいね。
→ “自分の存在が喜ばれている”と感じると、自然と笑顔になります。
保育士自身が疲れている時は…
GW明け、保育士さん自身も疲れていることって多くないですか?行事や新年度の対応でバタバタ、連休中に体調を崩してしまったり、気づかないうちに気力がすり減っていることも。そんなときは無理に完璧を目指さなくても大丈夫。
ちょっとした工夫や共有で、気持ちに余裕ができるはずです。
まとめ
連休明けの子どもたちは、心の中にちょっとだけ“お休みモード”が残っています。そんなときに保育士の声掛けが、子どもの安心のスイッチになることもあります。
「泣いても大丈夫」
「怒っても、あなたのこと嫌いにならないよ」
「今日は来てくれてうれしいよ」
こんな気持ちを、子どもに“伝わるように”届けていくことが、GW明けの保育ではとても大切です。保育士の皆さんも無理せず、自分のペースを守りながら、「今の子どもたちに必要な関わりって何だろう?」と考える時間にしていけたらいいですね。

