保育の環境構成どう考える?内閣府資料で学ぶ!明日から使える環境構成のポイントまとめ【後編】

保育の環境構成どう考える?内閣府資料で学ぶ!明日から使える環境構成のポイントまとめ【後編】
園児が心を寄せる環境の構成

後編となる本記事では、「園児の理解ー指導計画の作成ー環境の構成ー活動の展開ー評価」の循環の中で行われる教育・保育について、それぞれのプロセスで大切にしたいポイントや具体的な方法について解説します。前編の記事をまだ読んでいない方はこちら

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園児の理解

環境を通して行う教育・保育では、園児の理解に基づき指導計画を作成し、その指導計画を基に環境を構成し活動を展開していきます。まずは「園児の理解」について、大事なポイントをみていきましょう。

①園児理解の7つの視点

園児の理解のための視点

保育現場では、園児の成長を促すために多様な視点から園児の理解を深めることが求められます。園児をより深く理解するための視点を7つにまとめました。

肯定的な視点からの理解

園児は環境と関わりながら成長していくため、その姿を肯定的に捉えることが重要です。たとえば、入園間もない園児が泣いている場合、それを自分の思いを表現する方法として肯定的に理解します。

具体的な事実からの理解

園児の生活の中で見られる具体的な事実から、その成長の兆しを捉えます。保育教諭は日々の観察や記録を通じて園児の姿を理解し、保育の計画に反映させます。

温かい関係の育成

保育教諭との信頼関係が、園児が新たな環境に慣れ親しむための基盤となります。園児の思いや願いを受け止め、共感しながら関わることで信頼感を育てます。

園児の視点に立つ理解

園児同士の関わりの中から、その心の動きを読み取ることも大切です。保育教諭が直接的に関わらず、園児自身が他者との関わりを通じて成長する場面を見守ります。

内面の理解

園児が発する言葉や行動だけでなく、その背景にある心の動きを丁寧に捉えることが重要です。

長期的な視点からの理解

園児の発達の過程を長期的に捉え、その成長の連続性を理解します。園児が今体験していることが、どのように今後の成長に繋がるのかを考えます。

②園児理解の基本

園児一人ひとりを深く理解するためには、日々の触れ合いや観察、記録が欠かせません。

触れ合いを通じた理解

園児との日常的な触れ合いを通じて、興味や表情、言動を観察しながら理解します。保育教諭が園児と共に遊び、距離感を保ちながら園児の思いに寄り添います。

記録を通じた理解

園児の生活や遊びの中での行動を観察し、具体的な事実を記録します。メモやエピソード、写真や動画を活用し、園児が何を楽しんでいるのか、どのような力が育っているのかを分析します。

③具体的事例

  • A児は入園当初、毎朝泣いて保護者を求めていたが、保育教諭が温かく抱きしめ、環境に興味を向けるように働きかけることで、徐々に適応していきました。
    詳細
  • B児は「最強」というグループ名にこだわりを持っていましたが、保育教諭が他の園児の意見を尊重しながら見守ることで、B児自身が他者の意見を取り入れ、納得する場面が見られました。
    詳細
  • C児はお店ごっこに参加することが難しかったが、チラシを作ることで内面の思いを表現し、それを保育教諭が受け止めることで、徐々に活動に参加する姿が見られるようになりました。
    詳細
  • D児は3歳児から好きなことに没頭する姿があり、保育教諭がその興味を支え続けることで、他の園児との関わりが増え、年長児になる頃には友だちと楽しむ姿が見られるようになりました。
    詳細

このように、園児一人ひとりの個性や成長過程を理解し、その理解を基に環境を構成することが、教育・保育の質を高めていくことに繋がります。

指導計画の作成

【保育教諭】指導計画の作成

次に園児の理解を基に指導計画を作成する際に大切にしたいポイントと作成手順について解説します。

①指導計画作成時の2つの視点

指導計画を作成するときには2つの視点が必要です。1つは園児にとって必要な体験が得られるようにするための保育教諭の視点。もう1つは園児側からの視点で、園児一人ひとりの興味や関心に沿って、主体的な活動ができるように計画を立て、環境を構成します。

保育教諭の視点 園児側の視点
  • 園児に必要な体験を提供するための計画。
  • 園の目標や育てたい園児の姿に基づく。
  • 園児の発達に応じた計画作成。
  • 目の前の園児の実態に合わせた指導計画。
  • 興味や関心に基づいた主体的な活動を促す計画。
  • 楽しみながら学びを得る活動の展開。
  • 環境と関わり、充実感や満足感を得る体験。

②指導計画のポイント

以下は長期・短期の指導計画を作る際の重点ポイントです。
長期の指導計画では、園児の発達の節目を探り、発達の節目ごとに1年をいくつかの期に分け、期ごとにねらいや内容を考えていく作成の仕方があります。一方、短期の指導計画では、長期の指導計画での手順や考え方、留意点に加えて、生活の流れやリズム、環境の構成などを含め、保育教諭の指導をより具体的にイメージして作成する必要があります。

長期の指導計画ポイント 短期の指導計画ポイント
  • 前の期の園児の姿を振り返り、評価を行う。
  • 目標設定は園児の実態に合わせ、個々の園児の成長を見通す。
  • 指導内容は具体的な活動ではなく、園児が体験することで達成するもの。
  • 必要な体験を提供するための環境構成。
  • 一日の生活の流れに無理がないか。
  • 園児の集中と遊びのバランス。
  • 活動の場の取り方と環境の構成。
  • 保育教諭の関わり方。
  • 遊具や用具の用意。
  • 季節の自然との関わり。
  • 保育教諭間の連携。

③週案の作成例(短期の指導計画)

短期の指導計画作成例

発表会に向けた短期指導計画の作成例を上期の短期の指導計画ポイントを参照しながら見ていきましょう。

発表会に向けた計画

発表会に向けた計画では、園児と共に内容を相談し、必要な物を作り上げる過程を重視します。この過程を通じて、話し合いや製作活動を行い、園児の主体的な関わりを促します。

  • 生活の流れ: 見通しを持って生活できるように工夫します。
  • 活動の場: 他グループの活動状況が見えるようにし、互いに刺激を受けながら進められるよう配慮します。
  • 保育教諭の援助: 園児と相談しながら計画を進め、必要な道具や用具を一緒に決めます。
  • 自然との関わり: 季節の自然を取り入れた活動を行い、季節感を感じながら取り組むことで園児の感性を豊かにします。
  • 保育教諭間の連携: 担任同士や他学年の保育教諭と密に連携し、情報共有や意見交換を行うことで計画がスムーズに進行します。

以下は5歳児学級の教育課程に係る教育時間の計画について例示しています。以下の週案は、11 月H園の発表会2週間前の週案です。発表会も様々なやり方があります。何をねらいにするかによって、発表会自体の形は異なってきます。完成された脚本を基に、オペレッタや劇をしっかり演じることに主眼を置く園もありますが、H園の発表会は、「発表会」という共通の目的に向けて、園児たちが4~5人のグループに分かれ、内容を相談したり、必要な物を友だちと一緒に作ったりするなど、園児と共につくり上げていく過程を大切にした発表会にしています。

【週案の背景】
「発表会で何がしたい?何を見てもらいたい?」というところから園児と話合いを始めます。見せたいものは、劇、合奏、歌、といった、発表会定番のものから、「作ったドレスやドラゴンを見せたい」「忍者のような技を見せたい」「虫についての研究発表をしたい」など、園児の「見せたいもの」は多岐にわたります。しかし、どれを選択したとしても、わかってもらうように表現するという根本は変わりません。また、やりたい子たちがばらばらに演じればよいのではなく、一つのお話の中に、やりたいことを組み込むようにして、皆の発表会にしています。そのため、園児には話合いが必要になってきます。
さらに、どのような大道具や小道具、衣装が必要か、細かいセリフなどもやりたい役ごとのグループで話し合い、作る機会を設けるようにしています。つまり、共通の目的をもつこと、友だちと一緒に考えたり試したりすること、表現することなどが必要とされる状況をつくり出しているのです。
また、話合いが難しいことは、担任の保育教諭にとって大きな課題でした。園児が「自分のこととして捉え考えられるようにすること」また、長時間の集中は園児にとって負担になることも考えられるので、「簡潔な話合いになるようにすること」が必要だと考えました。そこで、以下の工夫を行いました。
・様々な意見が出た場合は、すぐに決定せず、考えるための日や時間をもつようにし、一つの話合いが長くならないようにする。
・皆の声を聞き逃すことのないよう、ホワイトボードに意見を書いておき、自分の名前のマグネットを参加したいものや賛成する方に貼るなどし、園児が自分のすべきことが分かったり目的を意識したりしながら、話合いに参加できるようにする。

さらに、発表会は舞台で表現することから、観客に理解してもらったり、普段の遊びとは違う製作物を作ったりする機会もあります。今まで使ったことのない素材や材料などに出会える機会も大切にしたいと考えました。

【週案を作成する際のポイント】
・一日の生活の流れに無理はないか
一日の流れはホワイトボード等を利用して伝え、見通しをもって生活できるようにしています。また、話合いは昼食前に皆で集まる形をとっています。5歳児では、保育教諭等が全て決めてしまうのではなく、園児と相談しながら、決めていくことも大切です。発表会までの日数をカレンダーで数えながら、「明日はこれをやろう」「これを頑張らないと間に合わないかもしれない」など、発表会までの見通しをもつことも必要です。また、「昼食の前は発表会のことをやって、昼食後は好きな遊びをする」などと一日の見通しをもてることも必要だと思います。全て保育教諭等が決めてしまうのでなく、5歳児の後半になったら、一緒に考えていくという姿勢が必要となるでしょう。

・場の取り方は適切か
刺激を受け合えるように、「壁面には発表会に向けての活動を撮影した写真を掲示し、活動の進み具合や他グループの様子が見られるようにしていく」といった配慮がなされています。

・保育教諭等はどのように関わるのか
発表会に向けての活動では、園児のイメージを大切にしたり、一人ひとりのよさを周りに伝えたりしながら、皆で1つのものを作っていくという意識を持てるようにする。
※週案の【保育教諭等の援助】に具体的に示されています。

・道具・用具はどのように用意するのか
ホットボンドについて書かれています。「必要なものを作る」というように書かれていますが、「必要なもの」とは、園児と相談していく上で、その後に一緒に考えていくということです。

・季節の自然との関わりを取り入れているか
ヒヤシンス、芋のつる、松ぼっくりなどの自然との関わりや自然環境の変化への気付きなども盛り込まれています。

・保育教諭等間の連携
この時期は、どうしても発表会に担任が関わる時間が多くなります。また、7チームあり、それが一つのまとまった話になるまでは、それぞれのチームで動くことになり、全体を見ることが難しくなります。年長の担任2人と副担任1人の連携はもちろんのこと、「他学年の保育教諭等と連携を図りながら、個々の園児の様子を把握する」ことが必要です。

以上の内容をベースに作成した週案

環境の構成

環境の構成 大事な8つのポイント

意図をもった環境の構成によって園児の発達や主体性を促したり引き出すことができます。環境を工夫しながら園児がより豊かな体験を得られるように努めることが保育教諭の重要な役割です。日々の振り返りと評価を通じて、指導計画を改善し、適切な環境を提供することで園児の成長をサポートしましょう。
環境の構成にあたって大切なポイントを8つにまとめました。

①園児の発達の方向を見通す

園児の現在の興味や関心を把握し、その発達の段階に応じて必要な経験が得られる環境を整えることが重要です。例えば、4歳児クラスでは、進級当初は安心できる場としてままごとコーナーを設置し、徐々に自分たちで遊びの道具を作る体験を増やしていきます。

②園児の主体性ー保育教諭の意図のバランス

園児の主体性と保育教諭の意図のバランス

園児が主体的に遊びや活動に関わることができる環境を提供しつつ、保育教諭の意図や指導計画と調和させることが求められます。例えば、園児が興味を持った遊びを観察し、保育教諭が適切な材料や遊具を用意してサポートします。

③多様な園児が過ごすことに配慮した環境の構成

各園児の発達段階や興味・関心に合わせた環境を整備し、個々の違いを尊重することが重要です。例えば、特定の遊具に興味を示す園児には、その遊具を安心して使えるように配置し、発達を促す環境を整えます。

④興味や関心をもって関わることができる環境

興味や関心をもって関わることができる環境

園児が興味を持つ遊具や素材を適切に配置し、繰り返し遊びたくなる環境を構成することが大切です。例えば、床上積み木を保育室の隅に配置し、他の園児の動線と重ならないようにすることで、安心して繰り返し遊べる環境を提供します。

⑤園児の活動に応じて望ましい方向へ発達を促す

園児の年間や学期を通じての発達を見通し、計画的に環境を変化させることが求められます。例えば、年長児組に進級する園児が自分たちで遊びの場を構成できるようにするため、遊具を保育室の一角に収納し、環境を変化させます。

⑥試行錯誤ができる環境

園児がじっくりと遊びに集中できる時間と空間を確保し、試行錯誤を繰り返す環境を整えます。例えば、友だちと基地を作り始めた5歳児には、翌日も継続して遊べるように段ボール箱や用具をそのままにしておきます。

⑦適切な援助

園児の発達状況に応じた援助を行い、環境を再構成していくことが大切です。例えば、園児が砂場で団子を硬くする方法を試しているときには、保育教諭の言葉掛けや見本を示しながら、一緒に遊ぶことで支援します。

⑧再構成

活動の展開に合わせた環境の再構成

保育教諭は一日の教育・保育の振り返りを通して、翌日の環境の構成を考えます。園児の活動が充実し、発達に必要な体験が得られるように指導計画を作成し、人や物、場所、空間などの環境を整えます。特に、園児の発達段階や興味に即していない環境が構成されている場合には、柔軟に環境を再構成することが重要です。

指導計画の柔軟な取り扱い

園児は主体的に遊ぶ中で発達に必要な体験を得ますが、保育教諭が環境を意図的、計画的に用意することが重要です。園児の興味や関心が変わった場合でも、柔軟に対応し、園児が自ら選んで活動を展開できる環境を整えることが求められます。このように、保育環境の構成は園児の発達や興味を尊重しながら、保育教諭が柔軟に対応することが大切です。

園児の理解、指導計画、環境構成の関連性

園児の理解、指導計画の作成、環境の構成の関連性

園児の理解、指導計画、環境の構成の3つは密接に関係しています。この3つの要素が相互に作用し合うことで、子どもたちが安心して成長できる環境が整い、教育・保育の質が向上します。

①振り返りと評価

指導計画と教育・保育の実践において、園児の姿を振り返り、記録し、評価することが非常に重要です。忙しい日常の中でも、ノンコンタクトタイムを活用して冷静に振り返る時間を持つことが大切です。園児の行動を「どういう意味があったのか」といった視点で深く理解することが大事です。日々の振り返りを通じて、園児の変化や課題、育っている資質・能力を捉えることができます。また、「自分の援助は適切だったのか」といった自己評価を行い、それを保育教諭の間で共有することで、新たな視点や援助方法を見つけ出すことができます。

②遊びを通した総合的な指導と評価

乳幼児期の教育・保育では、遊びを通して総合的な指導を行うことが基本となります。園児の活動や体験を総合的に捉え、活動の名称や結果だけに終始しないようにしましょう。5領域や育みたい資質・能力の柱からの視点で園児の育ちを捉え、視点の偏りに気付くことも大切です。

③PDCAサイクルによる指導計画の改善

【指導計画】PDCAサイクル

評価をして終わりではなく、次の指導計画の作成に活かすことが重要です。週、月、期、一年という各段階でPDCAサイクルを循環させ、教育・保育を改善していきます。園児の興味や関心、心の動き、内面などを理解し、それに基づいて指導計画を作成しましょう。活動そのものが体験ではなく、活動によって園児が何を体験できるかを検討することが大切です。

④環境を通した教育・保育の質向上

日々、園児の姿を丁寧に捉え、それを反映した指導計画を作成・振り返ることで、環境を通して行う教育・保育の質を向上させることができます。そのことを忘れてはいけません。

実践事例の活用

ここまでの内容を踏まえたところで、環境構成のポイントをより深く理解するため具体的な事例を見ていきましょう。園児が主体的に活動を展開できるようどのように環境の構成をすべきか、参考になる事例を3つ厳選しました。

3つの事例

人的環境(保育士)の役割を意識し、遊びの中で大切にしたい体験に応じて環境を構成する
園児の実態から園児に体験してほしい内容を考え直し、体験してほしい内容にふさわしい環境を構成する
教材のもつ教育的及び保育的な価値と、園児の実態とのバランスを考慮しながら教材を提示する

自然体験の活用

園の近くに自然豊かな裏山や公園がある場合、四季折々に散歩に出かけて自然環境に触れることができます。このような自然体験を園内に持ち帰り、園児の遊びに生かすことが大切です。例えば、散歩で見つけたオナモミを持ち帰り、園児が興味を持つような遊びを提案し、的当てのような環境を構成することが考えられます。また、運河沿いの遊歩道を散歩し、園児が見た船や乗り物を園内で再現して遊べる場所や材料を用意することで、園児のイメージや関心に沿った環境を整えることができます。

縁日の体験

近隣での縁日を見に行った体験を生かして、学級で縁日を再現する際には、計画を立て、目標を明確にして行うことが重要です。園児と保育教諭がイメージを共有しながら環境を構成することで、活動がより充実します。

屋内と屋外をつなぐ工夫

保育室や園庭などの全体的な空間を見取り、園児の動線が無理なく滑らかに繋がっているかを考えます。これにより、園児の遊びの充実にも繋がります。また、動と静をバランスよく取り入れ、屋外から屋内へ、屋内から屋外へと園児がスムーズに移動できる動線を保証することが大切です。

制作と遊びの連携

絵を描いたり制作をすることを好む園児には、屋外と屋内をつなぐ場所(例えばテラスや園庭につながる廊下など)を活用し、そこに制作ができるテーブルを置くなどの工夫をします。これにより、制作したもので遊ぶ場所が園庭になる可能性が広がります。

全体の空間構成の重要性

保育室・園庭・園舎など、全体の空間構成が園児の生活にとって重要な意味を持ちます。特に一日の生活リズムや在園時間が異なる園児が共に過ごす幼保連携型認定こども園では、様々な遊びや生活が営まれている空間の教育的・保育的な価値を理解しながら、時間の構成と併せて考えることが重要です。

遊具や素材の特性を知る

大型積み木の活用

大型積み木は「重ねたり、つなげたりして形を変えることができる」という特性があります。その大きさと重量から、園児は積み木の上に乗ったり、家のように囲われた広い空間を作ることができます。また、その重さゆえに、園児一人では持ち運ぶことが難しく、友だちと協力して運んだり片付けたりする機会が自然と生まれます。この協力作業を通じて、園児は友だちとの協力の大切さやチームワークを学ぶことができます。

砂遊びの工夫

砂遊びの工夫

砂の特性は、乾燥しているか湿っているか、泥になっているかなどによって大きく変化します。園児の発達段階に応じて、様々な粒子の砂を用意し、感触の違いを楽しむ体験を提供することが重要です。砂場のそばにタライを用意し、小さなバケツやカップを用意することで、園児が水を使って泥を作る楽しさを体験できるようにします。このように、砂と水を使った遊びを通じて、園児は自然の素材と触れ合い、その変化や特性を学ぶことができます。

大型積み木や砂遊びの工夫を通じて、園児は単なる遊びを超えた学びの体験を得ることができるでしょう。これらの活動を通じて、園児は創造力を発揮し、友だちとの協力を学び、自然の特性に触れる貴重な経験を積むことができます。

まとめ

「園児が心を寄せる環境の構成」まとめ

本記事では、園児の理解を基にした環境構成の重要性と具体的なポイントについて解説しました。園児一人ひとりの個性や発達段階を理解し、その理解をもとにした指導計画の作成と柔軟な環境の構成&再構成が、質の高い教育・保育を実現するためには大切です。また本記事では、実践事例を通じて具体的な環境の構成方法や遊具の活用法についても紹介しました。この記事を読んで本文を読みたいと思った保育教諭さんは下記の参考文献をご参照ください。子どもたちが豊かな体験を得られるよう、保育の現場での実践を通じて環境構成の工夫を重ねる努力を継続していきましょう。

参考:幼保連携型認定こども園における「園児が心を寄せる環境の構成」