保育士の休みは少ない?年間休日・有給・産休育休を徹底解説!

「子育てが落ち着いたから、そろそろ保育士として復帰したい」「でも保育士は休みが少ないって聞くし…本当にやっていけるのかな?」 
保育士の働き方は、ここ数年で大きく変わりつつあります。完全週休2日制を導入する園が増え、有給休暇の取得や育休制度も整備されてきました。本記事では、保育士の年間休日日数や休暇制度の現状、休日が多くなる働き方などをわかりやすく解説します。働きやすい職場を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

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Q1.保育士の平均的な年間休日日数はどれくらい?

勤める保育園によって保育士の勤務日数は異なりますが、土曜日も子どもの受け入れをしている場合も多く、4週8休や4週6休などのシフト制を導入しているのが一般的です。

独立行政法人福祉医療機構が行った『2020年度 「保育人材」に関するアンケート調査』によれば、正職員の保育士の平均年間休日日数は、「110.2日」です。また、年間休日日数は、101日以上106日未満の回答が19.7%と最も多い結果になっています。

厚生労働省が実施した『平成30年就労条件総合調査』で、平均年間休日日数が最も多い「情報通信業」や「学術研究、専門・技術サービス業 」の118.8日と比較すると、保育士の年間休日日数は少ないといえるでしょう。

このような背景から保育士の年間休日日数を増やすため、完全週休2日制や週休3日制を導入し、改革に取り組んでいる保育園も増えてきています。

参考:独立行政法人福祉医療機構「2020年度 「保育人材」に関するアンケート調査

厚生労働省「平成30年就労条件総合調査の概況

Q2.お盆休みや正月休みは保育士も取得できる?

夏休みや冬休みを設けている幼稚園に対して、保育園には夏休みや冬休みはありません。しかし、保護者が勤めている会社の多くがお盆や年末年始は休みとなるため、それに合わせて休園日を設定している保育園もあります。

休暇日数は保育園によって異なりますが、お盆は3〜5日程度、年末年始は6〜9日程度に設定している場合が多いでしょう。

保育園のなかには、お盆や年末年始関係なく働いている保護者のために、運営しているところもあります。このような場合は、交代で出勤したり、休暇を取得したり、柔軟な対応で休暇の取得を促進しています。

Q3.保育士も有給休暇を使える?

有給休暇は、勤務時間や勤務日数など、一定の勤務条件を満たしている従業員に対し、6ヶ月後に与えられるため、保育士にも有給休暇制度は適用されています。

『保育人材に関するアンケート調査』によれば、保育士の有給休暇の消化率は40%〜60%未満の回答が最も多い結果となりました。しかし、3.6%と少ないながらも、有給休暇消化率100%の回答もありました。

保育士の有給休暇の平均取得日数は5〜9日が多く、公立の保育園では5〜9日、私立の保育園では10〜15日と異なります。

現在は、働き方改革の推進により、有給休暇が年10日以上与えられる従業員は5日分有給休暇を消化することが決められています。そのため、働き方改革が施工された2019年4月以前より、保育士も有給休暇が取得しやすい環境に変化したといえるでしょう。

Q4.産休や育休は保育士も利用できる?

産休は「労働基準法」によって定められているため、保育士も取得可能です。妊娠・出産の報告を受けた事業主は、従業員に対して、個別に育児休業制度に関する周知を行い、休業の取得意向の確認をとる必要があります。産休は、産前6週間と産後8週間と定められています。

また、育休は「育児・介護休業法」によって決められている制度であるため、産休と同じように保育士も取得可能です。育休は、原則、子どもが1歳になるまでの期間と決まっています。

産休や育休の多様化が進んでいる一方で、結婚や出産・育児を理由に退職する保育士も一定数いるのも事実です。

Q5.休日が多くなる保育士の働き方とは?

有給休暇や産休、育休の取得がしやすい環境に変化していっているものの、保育士の年間休日日数が少ないのは事実です。保育士が年間休日日数を増やすためには、完全週休2日制や週休3日制を導入している保育園で働く方法のほかに、パートやアルバイトなどの働き方があります。

パートやアルバイトの場合、正職員と比較すると給与が少なく、賞与がもらえないなどのデメリットもありますが、勤務時間や勤務日数の自由度は正職員よりも高くなります。

また、パートやアルバイトで勤務する場合、正職員の保育士をサポートする業務がメインになるため、業務の負担も軽減できます。プライベートを充実させながら、保育士として働きたいと考えている方は、正職員での就職にこだわらず、パートやアルバイトのような雇用形態での就職も検討するとよいでしょう。

まとめ

保育士の年間休日日数は多いとは言えませんが、リフレッシュ休暇や誕生日休暇などを導入し、従業員が一人ひとり充実して働けるような取り組みをしている保育園もあります。保育士として就職や転職、職場復帰を検討している方は、働くうえで何を重視するのか考えながら、就職先を探すとよいでしょう。

また、1つの働き方にこだわらず、派遣やパート、アルバイトなど、理想の働き方を考えてみるのも大切です。