砂遊びしよう!保育で取り入れるねらいと効果を解説

【保育園】砂遊び

砂遊びは、子どもたちにとって創造性を育むことができる遊びの一つです。砂場は単なる遊びの場に留まらず、子どもの成長を育む大切な要素がたくさん詰まっています。本記事では、砂遊びを保育に取り入れるねらいや、砂遊びが子どもにもたらす効果について解説します。

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砂遊びのねらい

砂遊び

保育園で行う砂遊びには次のようなねらいがあります。

育みたい資質・能力
(三本柱
子どもの姿のイメージ例
知識及び技能の基礎
  • さらさらとしている、ひんやりしているなどの触感を楽しむ。
  • 握る力加減、砂の湿り具合を調節して砂だんごを作ることができるようになったり、砂だんごの硬さを変えることができるようになったりする。
  • 筒などを使って水を流して遊ぶ中で、水が高いところから低いところへ流れる、すき間があれば漏れること等、自然の法則に気づいたり、水が砂に吸い込まれるなど、砂や水が持つ特性に気づいたりする。
思考力・判断力・表現力等の基礎
  • 砂はシンプルな素材であることから、お皿に盛ればご飯、型抜きをしてケーキなど幼児は想像力を働かせて様々なものに見立てる。
  • 遊びの中で気づいた砂の特性を使って、砂に水を加えて、山や池、お城や町などを試行錯誤しながら作り、表現する喜びを感じる。
  • 友だちと一緒に活動し、言葉を使って伝えあう中で、他の幼児の考えなどに触れ、新しい考えを生みだす喜びや楽しさを感じる。
学びに向かう力、人間性等
  • 全身を砂まみれにして遊ぶ中で解放感を感じ、情緒が安定する。
  • 友だちと一緒に何かを作るという目的に向かって協同する場面では、目的の共有や協力、折り合いをつけたりする。
文部科学省『幼児の思いをつなぐ指導計画の作成と保育の展開』令和3年2月p98-99より引用
三本柱とは

保育所保育指針・幼児教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領に記載されている「幼児教育を行う施設として共有すべき事項の育みたい資質・能力」のこと。ざっくり言うと…

知識及び技能の基礎

豊かな体験を通して感じ・気づき・理解し・できるようになる力

思考力,判断力,表現力等の基礎

気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする力

学びに向かう力,人間性等

心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする力

砂遊びの効果

砂遊び

砂遊びが子どもの発達にもたらす効果は次の通りです。

創造力と想像力の育成

砂のお城
砂のケーキ

子どもが自由に形を作ったり、イメージを具体化することで創造力と想像力を養います。

科学的発想力の向上

砂山が崩れないようにするなど、思い通りの形を作るために試行錯誤を繰り返しながら、実験的に確かめながら遊ぶことで科学的な発想力を高めます。

社会性とコミュ力の発達

砂遊び
一緒に砂山を作る子ども

幼少期はモノの取り合いや砂のかけあいなどでトラブルが起こることもありますが、月齢が上がるにつれ協同的な遊びをすることが増えていきます。他児との様々なやりとりの中で社会性やコミュニケーション能力が養われます。

身体能力の向上

砂の上を歩いたり走ったりするには、バランス感覚や筋力が必要になります。また砂を運んだり握ったりすることで体力や運動能力を高めてくれます。

感覚の発達

砂遊び

砂や水の感触を通じて、触覚をはじめとする感覚の発達を促します。乾いた砂、湿った砂、温度の違う砂などの違いを手指や素足で感覚的に感じ取ります。

自己肯定感

自分のアイデアや思いを砂遊びを通じて表現し、自己肯定感を高めます。

自然との触れ合い

砂遊び

自然素材である砂や水を使って遊ぶことで、自然への興味や親しみを育みます。

注意点

砂場 衛生面に気を付けよう

砂場遊びで最も気をつけたいことは衛生面です。夜間にネコや野生動物が園庭に侵入し砂場で排泄することがあり、砂場であそぶ子どもの手指を介して寄生虫の卵や細菌が体内に入るリスクがあります。行政などで厚労省の登録検査機関を紹介してもらい、定期的に細菌検査を行うことをオススメします。

【札幌市内】砂場がある公園

衛生面の懸念から砂場のある公園の数は残念ながら減少傾向です。札幌市・札幌市近郊で砂場のある公園・スポットの外部リンクを貼っておきます。園周辺の公園をチェックしてみてください。

まとめ

砂遊び

本記事では、砂遊びを保育に取り入れるねらいやその効果について解説しました。安全面・衛生面に注意しながら、積極的に砂遊びの機会を作っていきましょう。

Q
水はどのように使っていますか?
A

砂場での水の使い方は、ホースから水を直接出して使ったり、タライに溜めた水を使うなど、園によって様々でしょう。砂場で水を使うことで遊びの幅はぐんと広がります。活動のねらいや育みたい資質・能力を踏まえて水の使い方を変えたり、環境の構成を行うことをおすすめします。

参考:文部科学省『幼児の思いをつなぐ指導計画の作成と保育の展開』令和3年2月