子どもたちの水遊びを安全に!保育士向け事故防止のための必須ポイント

梅雨のシーズンが明けるといよいよ夏本番!夏の保育活動として水遊びを行っている札幌の保育園も多いのではないでしょうか? ただし水遊びは注意していないと重大な事故に繋がる可能性があります。本記事では子どもたちが水遊びを楽しくかつ安全に実施するために、保育士が知っておきたいポイントを解説します。夏本番前にしっかり知識を深めておきましょう。

スポンサーリンク

水遊びで押さえたいポイント

水遊びを行うとき、保育士はどのような点に気をつける必要があるでしょうか。「教育・保育施設等におけるプール活動・水遊びの事故防止及び熱中症事故の防止について」をもとに特に押さえておきたいポイントをまとめました。

監視に専念する

ポイントは、「監視に専念する」保育士を配置することです。監視中に子どもに遊ぼうと誘われると、つい気になって注意が監視から逸れてしまう可能性があります。水遊びの活動前に、「今日は〇〇先生がみんなが安全に水遊びしているか見ている先生だよ」と子どもたちに伝えておくとよいでしょう。監視の重要性について、消費者庁WEBサイトの動画で解説されているので是非ご覧ください。
動画「幼稚園等のプール活動・水遊びでの溺れ事故を防ぐために」

保育士間で注意点を話し合う

水遊びの活動前に、保育士全員で注意するポイントについて共有しておきましょう。項目として押さえておきたいポイントは以下の通りです。

  • 監視者は監視に専念する。
  • 監視エリア全域をくまなく監視する。
  • 動かないこどもや不自然な動きをしているこどもを見つける。
  • 規則的に目線を動かしながら監視する。
  • 十分な監視体制の確保ができない場合については、プール活動の中止も選択肢とする。
  • 時間的余裕をもって活動を行う。

緊急時対応の想定&訓練

水遊び

心肺蘇生法やAEDの使い方などの緊急時の対応などは、職員全員が正しく行える必要があります。万が一子どもが溺れて重篤の場合はすぐに119番を通報を行い、救命処置を行う必要があります。日頃から訓練をしてもしもの時に備えましょう。

熱中症予防

水遊び中に盲点となりやすいのが熱中症です。水の中だと涼しい感覚となり、つい長時間遊んでしまったり水分補給を忘れがちです。日除けを設置したり水分補給の場所を作って熱中症予防対策を講じましょう。

監視のポイント

水遊び中の監視

「監視に専念する」ことが大切なのは上述の通りですが、ここでは監視役の保育士さん向けにポイントをまとめました。

【開始前】監視役の先生は子どもより先にプールサイドへ

水遊び前には子どもたちの着替えなど準備しなければならない事はたくさんあります。ついつい監視役の先⽣も、他の先⽣の⼿伝いをして、プールに到着するのが遅れてしまうことがあります。⼀⽅、準備ができた⼦どもは早く⽔遊びをしたいため、プール中をのぞき込んだりします。監視役の先⽣は、必ず⼦どもより先にプールに⾏き、監視が始められる状態になってから、⼦どもたちを迎えられるようにしましょう。

【開始中】プール全体を見渡せる場所で監視に専念!

⼦どもが監視役の先⽣の目のとどかないところに⾏ってしまうことがあります。監視役の先生はプール全体が見渡せる場所で監視に専念しましょう。

【開始中】交代時は、子どもたちに目を配ったまま

監視を交代するときは⼦どもたちから⽬を離さないようにし、次の監視役の先⽣にその場で簡単に引継事項を伝えましょう。監視役の先⽣が遊具の⽚付けなど他の作業中に、ふと監視の⽬を離した隙に溺死事故が発生したケースもあります。

【終了時】監視約の先生は最後の子どもが退水したことを確認

水遊びの活動が終わると、監視役の先⽣が監視をやめて、プールから上がった⼦どもの着替えなどをすることがあります。しかしプールに残っている⼦どもがいると、再び水遊びを始めたりすることがあります。保育士が⾒ていないプール内に⼦どもだけがいるのは⾮常に危険です。監視役の先⽣は、⼦どもたち全員がプールから出るまでは監視役を続けます。

【活動以外の時間】水をためたプールからは、子どもを離す

⽔遊びの活動時間に関係なく、⼦どもたちは⽔の⼊ったプールに近づき、中をのぞいたり⽔を触ったりしようとします。⽔に落ちてしまうこともあるので、⼦どもたちには水遊びの活動時間以外はプールに近づかないよう伝えましょう。また水遊びの活動時以外はプールのまわりに柵を設けるなど、⼦どもがプールに近づくことができないような⼯夫をするとよいでしょう。

画像の出所:「消費者安全調査委員会イラスト集より

まとめ

水遊び

水遊びは夏の楽しい保育活動ですが、水遊びを安全に行うには細心の注意が必要です。本記事で紹介したポイントを押さえ、子どもたちが安全に楽しく水遊びができるよう心がけましょう。