子どもの五月病対策:見逃さないためのストレスサインとは?

入園や進級など激動の4月が過ぎて5月は疲れがどっと出てくる季節。この時期、子どもは自分の思いを言葉でうまく表現できず不安な気持ちやストレスから、いわゆる五月病といわれる症状がみられることがあります。本記事ではいち早く子どもの変化に気づくために、子どものストレスサインを5項目にまとめました。子どもたちの変化に一早く気付き対処できるよう知識を深めましょう。

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ストレスサイン

子どもに現れるストレスサインは、怒りっぽくなるor泣きやすい、食欲が出すぎるor食欲がなくなる、など両極端の症状が現れるのが特徴です。以下、ストレスサインを項目ごとにまとめました。

食事にかかわるサイン

  • 食欲がない(とくに朝食)
  • 甘いものや炭水化物を過剰摂取する
  • 吐き気
  • 体重が増えない
  • 体重が増えた・太った

睡眠にかかわるサイン

  • 寝付けない
  • 目が覚めやすい
  • 朝起きられない
  • 早く起きる
  • 寝すぎ
  • 怖い夢を見る

身体にかかわるサイン

  • お腹や頭の痛みを訴える
  • 便秘・下痢症状
  • おねしょをぶり返す
  • アレルギー症状が悪化する
  • 元気がない
  • 風邪をひきやすい

感情にかかわるサイン

  • 怒りっぽい
  • すぐに泣く
  • 感情の起伏が激しい
  • イライラする

行動にかかわるサイン

  • 口数が減るor増える
  • 同年齢の友だちを避けて、小さい子or大きい子と遊ぶ
  • 一人でいるのを嫌がるor一人で過ごそうとする
  • お絵描きの色づかいやモノトーンが変わる
  • 好きなおもちゃで遊ばなくなる
  • 特に朝は元気がなく、夕方から夜にかけて元気になる

ストレスサインへの対処法

子どものストレスサインに気づいた時、保育士としてその原因を探り、どうにかその原因を取り除いてあげようとすることでしょう。それも大切なことですが焦りは禁物です。子どもの気持ちに寄り添うために、押さえておきたいポイントをまとめました。

子どもの話をよく聴く

落ち着いた環境の中で子どもの話に耳を傾けましょう。話を聴くときは、子どもの気持ちに寄り添い、共感することが大切です。例えば、「そのことについてどう感じたの?」といった質問をすることで、子どもは自分の感情を整理しやすくなります。「〇〇先生といると楽しい、安心する」と子どもが感じるような関係を築くことで、ストレスサインの原因を自然と話してくれることもあります。

生活リズムを整える

規則正しい生活リズムを送ることが大切です。規則正しい生活リズムとは言い換えれば、朝早く起きてご飯を食べ、太陽の光を浴びて、しっかり身体を動かすことです。そうすると脳内物質であるセロトニンの分泌が活性化され、心身の安定につながります。(セロトニンは脳から分泌される睡眠ホルモンのメラトニンの原料でもあり、快眠効果があります)
※生活リズムを整えるにはご家庭との連携が必要不可欠ですが、保護者への協力依頼・伝え方には気をつけましょう。

スキンシップを心掛ける

精神的な安定のためにスキンシップをとることが大切です。保育の中でスキンシップを大切にされている保育士さんも多いですが、子どものストレスサインに気づいた時は特に意識してスキンシップをとりましょう。外部リンクではありますが、子どもの年齢別に保育に使えるスキンシップを取り入れた遊びが紹介されているので参考にしてみてください。

子どもが好きなことをする

一番の対処法は、子どもが好きなことをすることです。お絵描きやブロック遊び等、子どもが自らやりたいと思うこと、好きなことができる環境を整えます。気分転換させようといつもと違う環境を設定するのはかえって子どもの負担になることがあるので注意が必要です。

まとめ

小学校の話ですが、福島県教育委員会によると、子どもの変化に注意するよう小学校に呼びかけるのは、4月・6月・9月だとのこと。小学生と園児では月齢が異なりますが、共通していえるのは変化が大きい時期に子どもの変化が現れやすいことです。子どもの食欲や睡眠のパターン、感情の起伏や行動の変化など、早期にストレスサインをキャッチし、保護者と連携しながら適切なサポートを行いましょう。