【保育士向け】絵本の読み方の基本をマスターしよう

絵本の読み方の基本

保育士の皆さんは絵本の読み方を習ったことはありますか?先輩から教えてもらったり、見よう見まねで現場で読みながら身に付けたという保育士さんが多いのではないでしょうか。本記事では【絵本の読み方】の基本を解説します。絵本を子どもと読んでいると、子どもたちが話を聞いてくれなかったり、絵本とは関係のない話が始まったりすることはありませんか?ただそれを子どものせいにしてはいけません。それはどこかで【絵本の読み方】の基本が疎かになっているからです。本記事が自分の絵本の読み方を振り返り、基本に立ち返るきっかけになれば嬉しいです。

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絵本の持ち方

まずは絵本の持ち方から解説します。絵本の持ち方で気を付けることは「絵を隠さないように持つ」ことです。大事なポイントをまとめました。

横書きは右手、縦書きは左手でもつ

絵本はどちらの手で持っていますか?絵本は縦書きか横書きかで持ち手を変えます。横書きの絵本は右手でもって左手でページをめくり、縦書きの絵本は左手で持って右手でページをめくります。持ち手を変える理由は、そのほうが絵が見やすいためです。

絵がよく見えるように正面やや斜め下に向ける

絵本を持つときの構え方も大切です。絵本を持つときは、やや斜め下に向けることがポイントです。保育者が文字を読むことに集中していると、次第に絵本が上向きになってしまったり、手首が内側を向いてきてしまうことがよくあります。絵本が上向きだと照明の光が反射して子どもから絵が見えにくくなります。

揺れないように持つ

ページをめくるたびに絵本がぐらぐら動くと、子どもが絵本に集中できなくなってしまうことがよくあります。絵本を持つときには、手のひらの母指球と小指九の部分と指先で、絵本を挟み込むのがポイントです。親指以外は、指先の関節を曲げて、いわゆる猫の手で持ちます。

絵本のめくり方

ページのめくり方も大切なポイント。めくり方には様々な方法がありますが、ここでは代表的なめくり方を紹介します。絵本の種類や場面によってゆっくりめくった方がよい場合と、速くめくった方がよい場合など、それぞれ適したスピードがあります。めくり方の基本をマスターすれば、絵本の場面に応じてめくるスピードを上手く調整できるようになります。

絵本の読み方

絵本の読み方で悩む保育士さんも多いことでしょう。それは絵本の読み方にはこれが正解というものはなく、読み手や聞き手の子どもたちによって変わるからです。一番大切なことは今じぶんの目の前にいる子どもたちに聞いてもらえるかどうか。言い換えれば、目の前の子どもたちの様子に合わせて読み方を変えることが必要になります。

子どもたちの反応を判断基準に

絵本を読むときは、目の前の子どもたちの反応をよく見ましょう。興味を持っているか、飽きていないか、何か言いたそうな表情をしていないかなどを観察しながら読み方を調整します。例えば、興味を持っている場合はゆっくりと読み進め、飽きている様子が見られたら声のトーンやテンポを変えてみるのも良いでしょう。

話しかけられたときは・・・

絵本を読んでいる最中に子どもたちから話しかけられることはよくありますが、主な理由は以下の通りです。

  1. わからない言葉がでてきた
  2. 絵本の次の展開を当てたい
  3. 絵本とは関係のないことが気になった

❶の場合は子どもが話についていきたいという気持ちからなので答えてあげましょう。
❷の場合も、一人の子どもが言い出すと皆が口々に言い始めて収拾がつかなくなりがちですが、それだけ話に夢中になっている証拠です。できるだけ子どもの話を聞いてあげる方が良いでしょう。子どもたちに話しかけられることで一旦絵本を読むことが中断になっても、子どもの気持ちが満たされることで、その後スムーズに読み聞かせに戻ることができます。

・満足するまで子どもの話を聞く
 静かにさせることよりも子どもの気持ちを受け止めることが大切

・わからない言葉を読む前に伝える
 言葉がわからないと絵本は楽しめません。難しいかな?と思う言葉は読む前に説明すると良いでしょう。

❸の場合は、集団のこどもに絵本を読んでいる最中に対応することは難しいかもしれません。「自分の気持ちを伝えたい」ことからの子どもの言動であれば、その子と一対一で話を聞く時間を設けましょう。

色々な方法を試す

保育現場での「読み聞かせ」というと、一人の保育者がクラスのこども全員の前で、月齢に合った絵本を読むのを連想される方が多いのではないでしょうか?絵本の読み方にも下記のように様々な方法があります。

  • グループ読み
    クラスのこどもを少人数のグループを分けて、各グループで保育者が絵本を読む
  • おさそい読み
    年長クラスの子どもに年少向け、赤ちゃん向けの絵本を読む
  • ざぶとんよみ
    お迎えの時間に、保護者が子どもと絵本を読む
ざぶとんよみ

集団で絵本を読む場合、そこにいる子どもたちの絵本体験はバラバラです。家で毎日絵本を読んでもらっていて長いお話もじっくり聞くことができる子もいれば、普段全く読んでもらっておらず絵本の時間が楽しめない子もいることでしょう。クラスの中に絵本を楽しめない子どもが複数いると、集団での絵本の時間はなかなかうまくいきません。そういう時はグループ読みやおさそい読みなど、他の絵本の読み方を試してみましょう。

絵本を読む場所

絵本を読むときにはなるべく視覚情報や動きが少ない場所がよいでしょう。壁などを読み手の背にして読めば子どもたちは集中しやすくなります。窓を背にするときはカーテンやブラインドを閉めたほうが良いでしょう。

まとめ

保育園で集団で絵本を読むことの目的は何だと思いますか?集中力を高めるため、文字を読む習慣をつけるためなど様々あると思いますが、乳幼児期で大切なのは、聞くことや読むことの喜びを皆で体験することではないでしょうか? すてきな絵本体験を子どもたちと共有できるよう、保育士として【絵本の読み方】の基本を理解することはとても大切です。本記事を読んで自分の絵本の読み方を振り返ってみていただけたら幸いです。