保育士だからこそ知っておきたい「足育」子どもたちの健康な体づくりのために

足育~子どもたちの健全な体づくりのために

園内でこんな子どもたちの姿が気になったことはありませんか?

  • 転びやすい
  • 遠くの公園まで散歩するのが大変
  • 姿勢が安定しない
  • 長い時間、立っていられない

実はその原因、足にあるかもしれません。本記事では「足育」の重要性、靴選びのポイントや靴の履き方を解説します。保育士として子どもたちの健全な体づくりのために足や靴への意識を高めましょう。

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姿勢が安定しない理由は足

5本の指がすべて地面や床についていない状態や土踏まずのアーチが十分に形成されていないなど、足に問題が見られる子どもが近年非常に多いことがわかっています。立ち姿勢は5本の指が地面にしっかり着いていることで安定します。また指は、地面をつかむブレーキのような役割を果たしており、5本の指がしっかり着いていないと急に止まれず転びやすくなります。足のトラブルのほとんどは、足に合わない靴を履いていることが原因だといわれています。

足育とは

「足育」とは文字通り、足を育てること。足は身体全身を支える基盤です。足を健全に育てることで体全体の健康や発達を促進することが足育の目的です。
ドイツではファーシュトシューズのことをLauflernschuhe、直訳で「歩行学習靴」といいます。乳児期の歩き始めから正しい靴を履き、正しい歩行運動を身に付けることが大切だという考え方が社会で浸透されています。
日本ではどうでしょうか?足育にかかわる適切な靴選びや正しい靴の履き方の理解を深めましょう。

正しい靴の選び方

靴選びで重要なポイントを表にまとめました。

足にしっかりフィットさせることがポイント。乳幼児期のうちはマジックテープで締めるタイプの靴がよいでしょう。マジックテープは1本よりも2本タイプの方ががしっかり足を固定することができるのでお勧め
つま先かかとを合わせて履いた時、5mm~10mm程度のゆとりがあることが大切です。
この時、かかとをしっかり合わせるのが重要です。
かかと靴の命はかかと!と言われるほど大切な部分。かかと部分は固くて足にフィットするものを選びましょう。
素材通気性のよいメッシュ素材がよいでしょう。洗いやすくて乾きやすいので衛生的です。
靴底靴底指の付け根部分が曲がりやすいものを選びます。ただし靴底が厚すぎたり薄すぎてもNG
大人が指1本で押して曲がる程度の硬さのものを選びましょう。
靴の正しい選び方

正しい靴の履き方

①マジックテープをはがして靴の履き口を大きく開けます

靴の履き口を広げる

②靴を斜めにして、足のかかとと靴のかかとを合わせます。
子どもと「かかとトントン」を習慣づけさせましょう。

足のかかとと靴のかかとを合わせる

③足の甲の高さ、幅に合わせてマジックテープを締めます

靴の重要性を保護者と共有しよう

子どもの足は成長が早いので、大きめの靴を購入する保護者は少なくありません。しかしサイズが合わない靴を履いていると、さまざまな足のトラブルを引き起こす原因となります。まずは靴の選び方について保護者と話し合う機会をつくったりおたよりなどで紹介するのもよいでしょう。

また靴の履き方は普段の保育でもすぐに取り入れられます。保護者の方とも情報共有し足育の大切さを伝えていきたいですね。

足指遊びを保育に取り入れよう

5本の指がしっかり地面や床をつかめるよう、保育の中で足指遊びを取り入れてはいかがでしょうか。

足指じゃんけん

足の指を広げる運動になります。足の指の筋肉トレーニングとして大人にもおすすめです

タオル綱引き

タオルの端と端を足の指で引っ張り合います。

箱入れゲーム

新聞やティッシュで丸めた小さな玉を足の指でつかんで箱にいれます。時間を決めて制限時間内に何個入れられるか競争します。

足育体操

NPO法人日本足育プロジェクト協会のホームページでは、同協会が考案した足育の体操が紹介されています。

足育たいそうたったった♪

まとめ

子どもの健康な体づくりにおいて、足育は非常に大切な要素です。姿勢の安定やバランス感覚の発達にも繋がるため、保育士として足の健康に対する意識を高めることが重要です。正しい靴の選び方や履き方を理解し、保護者とも情報共有を図ることで、子どもたちの足の健康をサポートしましょう。足育を通じて、子どもたちが元気いっぱいに遊び、成長する様子を見守りましょう。